産物の少ない地域での
事業展開を目標に、
独立へ向けた日々学びのある生活を。
アグベル株式会社では、農業を志す熱意をもつ方たちが、独立して農業で生計を立てられるようになるまでを支援をする「新規就農支援」を積極的におこなっています。ここでは、アグベルで働きながら、ぶどう農家のノウハウを学び、そして独立に向かう彼らがめざす未来や、農業にかける思いをご紹介します。
プロフィール
今井 貫太Kanta Imai
幼い頃から『独立する』ことを目標に
幼い頃から将来は、会社の設立や自分のお店を持つといった、『独立したい』という思いを持っていました。今考えるときっかけは、目立つことが好きだったことと、自分にしかできないことをやりたいという気持ちが強かったからだと思います。
大学生の頃に「じゃあ何で独立しようかな」と考えた末、探究していくごとに奥深い世界にはまっていったコーヒーでした。それでコーヒー豆の専門店に就職をしました。
そして1年ほど働き、コーヒーだけだと独自性のある事業を行うことが厳しく、安定しにくいことを知りました。
そこで、コーヒー専門のお店として独立するのではなく、自分に知見のあるコーヒーと農業を掛け合わせた新しい事業を行いたいという結論に至りました。
自分の手で1からつくったものを食べてみたい
農業に興味を持ったのは、実はコーヒーに興味を持つより前の高校時代なんです。
色々とバイトの経験をしていく中で、自分は室内で働くよりも自然の中でアクティブに仕事をする方が合っているなという気づきがありました。
また、食べることがすごく好きで、自分の手で1からつくったものを食べてみたい、誰かに提供してみたい、という思いがあり農業に興味を持ちました。
アグベル入社のきっかけはSNSで流れてきた動画
自分にしかできない事業を模索していく中で、元々好きでよく訪れていた山梨で農業を始めたいと思いリサーチをはじめました。
そんな時に、たまたまSNSのおすすめに出てきた社長・丸山が行っていた講演会の動画に出会いました。その動画を見て「この会社すごいな。ここしかない!」と思い、アグベルへの入社を志望し、今に至ります。
人間が合わせられない仕事、農業。
それでも頑張れる理由
実際に働き始めると一筋縄にいかないことが多く、人間が合わせられない仕事なんだなと実感しました。農地が広いことと、ぶどうを1房1房手入れする作業工程の大変さも相まって、繁忙期には朝早くから日が暮れるまで作業をしても間に合わない状況で、植物に追い込まれるという感じでした。(笑)
そこで改めて天候と植物の成長は、どれだけ自分の都合に合わせたくても待ってはくれないことを痛感しました。
そんな大変な中でも頑張れた原動力の1つは、実際に実が成った経験です。
自分で育てた植物が実ったという、今までにない経験、そして実ったぶどうがお客様のもとに届くことを実感した時はすごく感動しました。
また、自分の手で1から育てて実ったぶどうを見れたときには、もっと感動するんだろうなとも思いました。
独立が現実化していくのを、
身をもって実感できる環境
もう1つの原動力は、自分のなりたい姿『独立する』ということが現実化していくことです。
例えば、独立した際に役立つことを外部の方からレクチャーしていただける機会があったり、実際に自分の農地を誘致してもらえたりと、営業や販売、生産だけではない知識・経験を吸収し、独立に活かせる場だと感じます。
その他にも、アグベルは6次産業を行っているので、農家の方や加工業者、卸業者の方、実際にぶどうを手に取っていただけるお客様など、日常の業務を通してさまざまな人と出会うことができます。
アグベルは新規就農の障壁を取り除いてくれる存在
アグベルは、新規就農の障壁だと言われる、農地が見つかりにくいことや、その地域に属さなければ出会えないコミュニティがあるといった問題を取り除いてくれる存在だと感じます。
また、社長・丸山から学ぶことも非常に多いです。
新しい事業をしていく上で、越えなければならない困難や課題もあるのですが、それに立ち向かい、結果をどんどん残していき、会社を大きくしていくその姿は、近くで見ていると全てが学びになります。
経済の交差点をつくることを目標に
独立後は、特産物の少ない地域での事業展開をしたいと考えています。
というのも、僕が住んでいた場所は特産物が何もなく、地域の自慢となるような観光資源を自分がつくりたいと思っていたからです。
1次産業で、ぶどうを特産物として根付かせる。そして2次産業でクラフトジンをつくる。(詳しくはこちらの記事にて)そういった6次産業を行うことで、観光資源をつくっていきたいです。
また、僕の知見のあるコーヒーで、その地域のコミュニティや、他県の人が滞在する場所づくりを行い、経済の交差点をつくれたらと思っています。