独立への考えや
イメージを持つことができ、
それを可能にさせてくれる環境、アグベル。
アグベル株式会社では、農業を志す熱意をもつ方たちが、独立して農業で生計を立てられるようになるまでを支援をする「新規就農支援」を積極的におこなっています。ここでは、アグベルで働きながら、ぶどう農家のノウハウを学び、そして独立に向かう彼らがめざす未来や、農業にかける思いをご紹介します。
プロフィール
中村 優作Yuusaku Nakamura
きっかけは大学時代の友人に誘われて
アグベルには、同じ新規就農支援制度を受けている今井に誘われて入社しました。
今井とは大学の頃からの友人で、社会人になって再会した時に「アグベルの新規就農支援制度を受け、将来的には独立して一緒に事業をしてみないか」という誘いを受けたことがきっかけです。
元々、家や家具のような、暮らしの中のものづくりが好きで、テレビ番組や実家での環境を通して農業もそのようなものづくりに近い部分があるのではないかと感じていました。
また、幼い頃から毎年、祖父の育てているジャガイモを掘ったり、米を収穫するという農作業に触れてきたこともあり、農業に携わりながら学べるのであれば、ぜひやってみたいと思い、入社を決めました。
踏み出しにくい世界だからこそ必要な覚悟
しかし、実際に触れてきた農業とぶどうにおける農業は全く別世界に感じ、踏み出しにくいという気持ちはありました。というのも、ぶどうなどの果実は味や見た目を重視してグレードを決めることもあり、芸術品に近いと言われ、そういった類のものは技術がモノを言う難しい世界なのかなと思っていました。
他にも、家族の知り合いに農家さんがいることもあり、家族からは「生半可な気持ちではできないことだし、やめた方がいいのではないか」とも言われました。
しかし、そう言ってもらえたからこそ、今は覚悟ができて頑張っていけていると感じています。
独立に向けての不安要素を取り除く、
さまざまな制度
実際にアグベルに入社して感じることはまず、目標である独立までの不安要素が取り除かれていることです。
特に、仕事内容とは別で自身の畑を貸していただき、アグベルにいる間に育て、独立する頃に採れるぶどうがすぐ収益になると言う点は、将来の不安要素を減らす良い制度だなと思いました。
独立に向けた細かな勉強ができる点も、独立に向けての良い勉強の場だと思います。例えば、以前受けた銀行の方からのレクチャーでは、融資の基礎などについてわかりやすく教えていただきました。
これまでの異業種の経験も活かせる職場
また、自身の今まで培ってきた経験を発信しやすい場だとも感じました。アグベルで働いている従業員は、ほぼ全員が前職は全く農業とは関係のない職に就いていた人たちなんです。みんな違う価値観や経験値を持っている中でも、作業中や休憩時間に「こういったところって危ないよね」であったり、「もっとこういうところを改善すれば…」など、それぞれがしっかり意見を発信し、その意見に対して真剣に答えてくれる環境があることは魅力的だと感じて日々を過ごしています。
僕自身、前職で行っていた施工管理や現場管理の経験を活かし、「仕事を効率的に行うにはここをもっと動かしたら良いのではないか」であったり、「もっとスムーズに動く場所があるのではないか」などを意識して、できることがあれば発信するようにしています。
大変な一面も1つ1つに意味がある
このような魅力的な面もたくさんありますが、やはり大変な面もあります。
例えば、実際に働き始めると意外と単純作業が多いんだと知りました。その理由は、広い面積でぶどうを育て1房1房手入れをしているからです。長時間かけて同じ作業を繰り返し繰り返し行うので、集中力も根気も必要になります。なので、僕自身まだ慣れていない最初の頃は、多分ひどい顔をしてやっていたんじゃないかと思います…(笑)
だけど、自分たちがやっていることの成果として綺麗なぶどうを見たときに、同じ作業を繰り返していても、1つ1つの作業に意味があり、全ては来年の良いぶどうをつくるために行っていることだと実感し、やりがいのあることだと身をもって知ることができましたので、今はそんな大変な一面も苦ではないです!
独立後のイメージをしっかり持てる環境
今後、独立した際にはお酒を造る6次産業をしたいと考えています。ぶどうを使った6次産業だと、お菓子やジュースといったものがあるのですが、その中で一番興味があるのは何か、何を一番楽しむことができるのかを考えたときに、お酒造りをしたいという結論に至りました。その中でも、今までにない新しいジャンルのお酒を造ってみたいなとも思っています。
このような考えやイメージを持てる、それを可能にさせてくれる環境がアグベルなのかなと思い、日々精進しています!